更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

【  2011年05月  】 

回文短歌・春その80 『死期』

春の季語

2011.05.27

 Photo by (c) N22YF『死期』 注がん酒 日々遠く死は どこからか 琴弾く音 響け三月(つがんさけ ひびとおくしは どこからか ことはじくおと ひびけさんがつ)→季語は三月。老いた琴の師匠が主人公。病魔におかされ酒が飲めない身体になっても、琴への情熱は衰えず。「わしゃまだまだ死なんぞ……うっ!」← 普段死ぬ死ぬ言ってるひとの方が生き残ってる気がするんですが、オレもそろそろ死にそうです。(←締切前の甘え さて、...全文を読む

回文歌その4 『綿帽子』(回文五行歌)

回文歌

2011.05.26

 『綿帽子』 白湯には綿帽子かな ひとかしら くるり降りる暮らしかと 日永慈雨 穂たわわに揺らし(しらゆにはわたぼうしかな ひとかしら くるりおりるくらしかと ひながじう ほたわわにゆらし)→第五回ツイッター回文祭に出した回文五行歌。たんぽぽの綿帽子でフィニッシュです。解釈としては……濁り湯の露天風呂に漬かっていると、風に乗ったたんぽぽの綿帽子がくるりと降りてきた。あんな風に、のんびり暮らしている我が身。...全文を読む

回文他その13 『三匹の鹿が行く!』(アホ回文)

回文その他

2011.05.25

 『三匹の鹿が行く!』 飛騨の鹿三匹、気品探しの旅(ひだのしかさんびき きひんさがしのたび)→第五回ツイッター回文祭に出したアホ回文。「もう馬とセットでコケにされるのは耐えられねぇ。気品を探す旅に出るぜ!」by三匹が行く。ついでに、彼らにはこんなプライドもあります。「俺らは奈良のヤツらとは違うんだぜ。ちゃんとウンコはトイレでするんだぜ!(キリッ」……うん、こういう設定、オレ嫌いぢゃない。20枚くらいの短編だ...全文を読む

回文短歌・夏その2 『スイカ戦争』

夏の季語

2011.05.24

 Photo by (c) Toshi K『スイカ戦争』 片付かなく 西瓜一玉 根絶やしや 種また飛び交い 少なかったか(かたづかなくすいかひとたまねだやしやたねまたとびかいすくなかったか)→第五回ツイッター回文祭に出した回文短歌。一応西瓜を使ったので、夏の季語に。シチュエーションは、テレビでときどきやってる大家族物語の一コマ。「さっさと食べて冷蔵庫片付けちゃおう!」と肝っ玉母さんが西瓜を切れば、端からかぶりつく元気い...全文を読む

寄稿作その17 抒情回文『てまりまて』

寄稿いただいた作品

2011.05.23

 『てまりまて』 手の駒と手鞠、満天、てんてんてんまり、待てと真子の手(てのこまとてまり まんてん てんてんてんまり まてとまこのて)解説:春の夕刻。縁側で詰め将棋に興じる父と、傍でつまらなそうにしている幼い娘。やがて父は、手鞠を持って庭に出た。澄んだ夕空の下で、てんてんてんまり、と調子よく手鞠をつく父。嬉しそうにはしゃぐ幼子。こぼれた手鞠をパタパタと拾ってきては、娘は何度も父にせがむのだった。→ただの...全文を読む

回文短歌・無その9 『駆け落ち』

季語無し

2011.05.22

 『駆け落ち』 時計なら 木の葉一葉 恋記し 行こうよ地位は 残らないけど(とけいなら このはいちよう こいしるし いこうよちいは のこらないけど)→第五回ツイッター回文祭に出した恋愛回文短歌。「ようやく気付いたんだ。高価な時計より、君の好きな木の葉さえあればいいって」なんつって王子様が庶民女子と駆け落ち☆ この手の100%勢いで出てった末にトラウマになるほどバッドエンドな少女漫画を大昔に読んだせいか「ケ...全文を読む

回文他その12 『こうのとり』(私小説風回文)

回文その他

2011.05.21

 『こうのとり』 妻闘い 生活と光との 動かない数値 薄い中 こうのとりがひとつがい 成果ただ待つ(つまたたかい せいかつとひかりとの うごかないすうち うすいなか こうのとりがひとつがい せいかただまつ)→第五回ツイッター回文祭に出した私小説風回文その3。『こうのとり×ひとつがい』を使って、ハッピーなのを……と思ったら、なぜか不妊治療中の夫婦イメージに。シリアスです。ちょっと前にテレビで、クルム伊達公子さ...全文を読む

回文他その11 『スイカ』(私小説風回文)

回文その他

2011.05.20

 『スイカ』 国鉄も普通スイカ 母さん頓挫 終わったら発つわ おさんどんさ 赤貝数粒持ってく子(こくてつもふつうすいか かあさんとんざ おわったらたつわ おさんどんさ あかがいすうつぶもってくこ)→第五回ツイッター回文祭に出した系私小説風回文その2。JRのことを普通に「国鉄」と呼び、当然スイカも使えない切符派の母。なんとかチャレンジするもとん挫して、結局帰省した娘にお任せ。面倒なその作業を終えた娘は、ち...全文を読む

回文他その10 『夫婦』(私小説風回文)

回文その他

2011.05.19

 『夫婦』 断つか止すか…… 辛い人生かも 海老の巣穴二匹 むさ苦しい生活 進歩しない借り家で やりがい無し 本日快晴 シルク寒き日に ナースの冷えも改善し イラつかず良かった(たつかよすか つらいじんせいかも えびのすあなにひき むさくるしいせいかつ しんぽしないかりやで やりがいなし ほんじつかいせい しるくさむきひに なあすのひえもかいぜんし いらつかずよかった)→第五回ツイッター回文祭に出した系私小説風...全文を読む

回文短歌・無その8 『大志』

季語無し

2011.05.18

 『大志』 追い風か ついて来た医師 医大生 大志抱きて いつか世界を(おいかぜか ついてきたいし いだいせい たいしいだきて いつかせかいを)→ちょうどNHK短歌のお題『風』を投稿した後、寝る前にお布団の中で何となく思いついた作品です。朝になったら「意外に悪くないかも」と思った。赤十字医療ボランティア系? いつか世界を「変える」とか「救う」とか、言わずにカットしちゃったところが個人的にお気に入り。小説...全文を読む

回文短歌・春その79 『思い出』

春の季語

2011.05.17

 『思い出』 長い夜や 妻の右手が 子どもにも 何処かで君の 待つ弥生かな(ながいよや つまのみぎてが こどもにも どこかできみの まつやよいかな)→季語は弥生。奥さんが亡くなった春の日を思い出す旦那。お医者さんから「今夜が山田」的なことを言われて、必死で奥さんの手を握るけれど、その力が徐々に弱くなっていく。最後に「あなた、この子のことお願いね」とか言って、生まれたばかりの我が子へ伸ばされた震える手……う...全文を読む

回文短歌・春その78 『追悼』

春の季語

2011.05.16

 『追悼』 桃の日に 遺した想い 戦うか ただ芋を出し この鈍の喪も(もものひに のこしたおもい たたかうか ただいもをだし このにびのもも)→季語は桃の日。明るい季語なのにまた戦争モノになった。戦友の死を見届け、虚しさいっぱいの兵士さん。たぶん亡くなった兵士さんには、奥さん子どもさんがいたのでしょう。無念さは痛いほど伝わるものの、華々しく弔うこともできずお供えはお芋だけ。そして空には悲しげな鈍色の雲が...全文を読む

回文短歌・春その77 『お雛さま』

春の季語

2011.05.15

 Photo by (c) taroplus『お雛さま』 なびく髪 目緩みし我が子 ねだるカルタ 猫かわし見る 夢磨く雛(なびくかみ めゆるみしわがこ ねだるかるた ねこかわしみる ゆめみがくひな)→季語は雛。お雛様と少女と猫のいる、幸せな昭和のひとときをイメージ。娘の長く伸ばした黒髪を、丁寧に櫛で梳いてあげるお母さん。午前中に飾っておいた可愛いお雛様を前に、終始笑顔の娘が「ねぇ、カルタしよー」とおねだりする。すると、うたた...全文を読む

回文短歌・春その76 『啓蟄』

春の季語

2011.05.14

 『啓蟄』 耕す身 啓蟄鍬が たまげ逃げ まだ乾く土 行け水館(たがやすみ けいちつくわが たまげにげ まだかわくつち いけみずやかた)→季語は啓蟄。寝てる虫さんに悪いと思いつつ開墾する、農家のおっちゃん。慌ててわらわらと起き出した虫に「ここはまだ乾いてっから、水辺に逃げろやー」とアドバイス。農業がらみの回文いくつか作ったけど、だいたいほのぼの系になるなぁ。ちなみに今回のポイントは『水館』です。『水や潟...全文を読む

回文短歌・春その75 『意地悪』

春の季語

2011.05.13

 『意地悪』 問ひ恨む どこか意地悪 梅見つつ 見目麗しい 過去弔うひと(とひうらむ どこかいじわる うめみつつ みめうるわしい かことむらうひと)→季語は梅見。恋愛トラウマ持ち(彼氏が死んじゃった系)の美少女を口説く、平凡ながら熱血な少年。最初はあいさつすら無視だったのに、少しずつ心を開いていくヒロイン。ようやく梅の下で初デートにこぎつけた際、「私なんかのどこが良いの?」とちょっち意地悪な口調で尋ねら...全文を読む

回文短歌・春その74 『星空デート』

春の季語

2011.05.12

 『星空デート』 土筆摘む 奏でた月に 露きらら キュッ握った手 仲睦し靴(つくしつむ かなでたつきに つゆきらら きゅっにぎったて なかむつしくつ)→季語は土筆摘む。幼くも恋する少年少女が、夜の野原でこっそりデート。摘んだ土筆をタクトに、月を見上げて演奏会。露を纏う芝生に二人並んで座って、手を繋いで靴を並べて……キュン☆ そのまま背中ドサッ……ゴホン。ノンノンだよたたみ君! こういうシーンは、あくまで手を繋...全文を読む

回文祭その5 第五回ツイッター回文祭は、助数詞祭り!

ツイッター回文祭

2011.05.12

 回文祭その5【2011.5.12】第六回ツイッター回文祭の開催を告知しました! 日程は5月28日(土)夜8時頃(?)、詳細は記事の一番下をご覧ください。完全に恒例行事化した、ツイッター回文祭も5回目! 今回のお題係は、第4回主催のさわさんから、栄えある『お題係賞』に選ばれた井森さんにバトンタッチ。 ゴールデンウィークを挟む間、雅で知的なお題をじっくりことこと考えていただいたらしく……imoliHilomi5/11 20:00【回文...全文を読む

回文短歌・春その73 『覗き見』

春の季語

2011.05.11

 『覗き見』 藁葺きの 屋根替え雨垂れ 盗み見す 濡れた瞳あえか 閨の貴婦らは(わらぶきの やねかえあめたれ ぬすみみす ぬれためあえか ねやのきふらは)→回文短歌。季語は屋根替え。昭和初期(?)、屋根リフォーム中に突然の雨……お手伝いに来たご近所の奥さま方もびしょ濡れに。「皆うちん中さ入って着替えて!」と声を掛けられ、奥さま方はいそいそと母屋の中へ。通された寝室にて着替えつつ、お互い濡れた身体を拭きあっ...全文を読む

回文他その9 『Mガンダム』(ギャグ短歌)

回文その他

2011.05.10

 Photo by (c) amika_san『Mガンダム』 作務衣ドム 風を撃つ国 見切る夜 君に苦痛を せがむドMさ(さむえどむ かぜをうつくに みきるよる きみにくつうを せがむどえむさ)→アホ回文短歌。NHKのお題『風』に合わせて、お気に入りなキリンジの曲タイトル『風を撃て』(←ニコ動リンク)を使ったら、なぜかMガンダムに。ロボット&操縦士たちが夜な夜な繰り広げる「もっと撃ってくれハァハァ」な世界。作務衣ははだけやすくて便...全文を読む

回文詩その14 『巻戻り』(二次創作)

回文詩

2011.05.09

 『巻戻り』 医師ただ持つ位牌が 戦犯知らない歴史を撫で ただ慢心し 誰殺めたの 憎し通り魔 傍ら騙る名とて 彼の宮白亜 腐り木を切り裂く 悪は闇の糧となる だからわだかまり落とし 国の為や荒れた人心 また立て直し 綺麗な羅針盤 世界はいつも正しい(いしただもついはいが せんぱんしらないれきしをなで ただまんしんし だれあやめたの にくしとおりま かたわらかたるなとて かのみやはくあ くさりぎをきりさく あ...全文を読む

回文詩その13 『罪悪感』

回文詩

2011.05.08

 『罪悪感』 過ぎった死闘 遅く起きると喪に浸った祖母 昔あの密室 僕ら奈落欲し 罪の味 噛む臍 絶った日に戻る記憶 添おうとした月夜(よぎったしとう おそくおきるともにひたったそぼ むかしあのみっしつ ぼくらならくほっし つみのあじ かむほぞ たったひにもどるきおく そおうとしたつきよ)→雰囲気系回文詩。なんでこれ作ったか覚えてない……けっこう「寝起き回文るー」とか言ってお布団からぽちぽちしてるので、そんな...全文を読む

回文短歌・無その7 『修行』

季語無し

2011.05.07

 『修行』 老越えし 言霊よ悔い 朝靄も さあ行くよまだ 永久航路(ろうこえしことだまよくいあさもやもさあいくよまだとこしえこうろ)→第四回ツイッター回文祭に出した回文短歌。『完全回文』(濁点とかも含めてパーフェクトな回文)を作るという、今回の目標クリアです。内容的には、高齢の師匠について修行に励む若者が主人公。一瞬「師匠越えたぜ!」と思ったものの、あっさりやりこめられて「あの発言は早急であった」と...全文を読む

回文他その8 『陛下』(ギャグ回文)

回文その他

2011.05.06

 『陛下』 陛下、青天の霹靂! 屁飲んで異世界へ!(へいか せいてんのへきれき へのんでいせかいへ)→第四回ツイッター回文祭に出したアホ系回文。もう前回の『ぬめぬめ』で、アホシモネタ系作品解禁することにしちゃいました。えへ☆(しかし、あまりにもヒドイのは自重しまする……) この作品、単に『霹靂』を使ってみただけなんですが、なぜかパタリロワールドに到着しました。東スポの見出し風に煽ってるけど、内容が内容だけ...全文を読む

回文短歌・春その72 『春を嗅ぐ』

春の季語

2011.05.05

 『春を嗅ぐ』 春を嗅ぐ 夜露雨後の樹 伸びやかや 桧の香油 強く香る葉(はるおかぐ よつゆうごのき のびやかや ひのきのこうゆ つよくかおるは)→第四回ツイッター回文祭に出した、匂いクンクンな春短歌。匂い系で何とかまとまったおかげで、なかなか評判良かったのです。しかし春で『春』とそのまんま使っちゃうのって、なんか雅ぢゃない気がしてしまうわねぇ。まあ当方シロート詠み師じゃけん、その辺はゆるゆるだけど。し...全文を読む

回文歌その3 『霹靂神(はたたがみ)』(回文五行歌)

回文歌

2011.05.04

 Photo by (c)惟刻『霹靂神(はたたがみ)』 通る地 民悩む最中 霹靂神が ただ儚さ 夢や涙散る音(とおるちたみなやむさなかはたたがみがただはかなさむやなみだちるおと)→第四回ツイッター回文祭に出した回文五行歌。難しい雨冠の単語を使いたかったんだけど、思った通りの中二系になった。霹靂神(はたたがみ)=雷様だって。また新たな語彙が増えた……どっかで使おう。ラノベヒロインの名字でもいいかも。『霹靂神ひかる』...全文を読む

回文詩その12 『逃避行』

回文詩

2011.05.03

 『逃避行』 淋しい子を引きつ 誰か泣く音 夜更け 魚の眼 荒波乗る夜 助けた母も問う ほとりと雫落ちて 見透かす愛 明日霞みて 地を崩し 鳥飛ぼうとも 羽ばたけず 頼るのみなら 雨の中叫ぶよ 遠く流れた月日を 恋し身さ(さみしいこをひきつ だれかなくおと よふけ さかなのめ あらなみのるよ たすけたははもとう ほとりとしずくおちて みすかすあい あすかすみて ちをくずし とりとぼうとも はばたけず たよるのみ...全文を読む

回文他その7 『ぬめぬめ』(シモネタ回文)

回文その他

2011.05.02

 『ぬめぬめ』 涎ぬめぬめの 体液吐き エイタ「飲めぬ」 瞳濡れた夜(よだれぬめぬめの たいえきはき えいたのめぬ めぬれたよ)→一応こちらは素敵系サイトを目指していたのですが、ここらで挫折……シモネタ回文にて失礼。元々はコレ、ツイッターで流れてきた短歌『uli0907_bot9:26 ぬめぬめの異形の怪獣あらわれて業者を呼んでぱさぱさ殺す』にインスパイアされたものです。「オレもこんな短歌作りたいぬ……」と思って作ったぬ...全文を読む

回文短歌・春その71 『寝酒』

春の季語

2011.05.01

 『寝酒』 すわ夜逃げ 実朝忌つい 語る夜 打開次もと 寝酒に酔わず(すわよにげ さねともきつい かたるよる だかいつぎもと ねざけによわず)→季語は実朝忌。そろそろ夜逃げせなあかん、というくらいの経営危機に立たさた、とある町工場。しかしオッチャン社長は「俺はまだ死なないぜ!」と、自分の立場を実朝さんになぞらえながら、ギリで踏み止まる。彼は次々と困難を打開していく中、ささやかな楽しみの晩酌にも、決して酔...全文を読む

前月     2011年05月       翌月

Menu

プロフィール

たたみ@回文師

Author:たたみ@回文師
たたみ@回文師です。
細々と回文短歌詠んでます。

最新記事

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR