【 2011年05月 】
回文短歌・春その78 『追悼』
【 春の季語】
2011.05.16
『追悼』 桃の日に 遺した想い 戦うか ただ芋を出し この鈍の喪も(もものひに のこしたおもい たたかうか ただいもをだし このにびのもも)→季語は桃の日。明るい季語なのにまた戦争モノになった。戦友の死を見届け、虚しさいっぱいの兵士さん。たぶん亡くなった兵士さんには、奥さん子どもさんがいたのでしょう。無念さは痛いほど伝わるものの、華々しく弔うこともできずお供えはお芋だけ。そして空には悲しげな鈍色の雲が...全文を読む
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